5. 簡易的なデータ表示¶
プログラム内でテキストや数値を簡易表示する方法を学びます。簡易表示では、フォントや位置、色を指定できませんが、非常に短いコードで文字列や数値を画面に表示できます。
5.1 文字列や数値を簡易表示する¶
Print
を使うと、画面に文字列を簡易表示できます。
Siv3D のプログラムで文字列を扱うときは、ダブルクォーテーションの前に U
を付けます。これは、文字列を Unicode (UTF-32) 文字列として扱うための記法です。
# include <Siv3D.hpp>
void Main()
{
Print << U"C++";
Print << U"Hello, " << U"Siv3D"; // 複数に分けることもできる
Print << 123;
Print << 4.567;
while (System::Update())
{
}
}
5.2 簡易表示をたくさん行う¶
簡易出力したものは画面に残り続けます。画面に収まらなくなったものは、古いものから順に消えていきます。
# include <Siv3D.hpp>
void Main()
{
int32 count = 0;
while (System::Update())
{
Print << count;
++count;
}
}
5.3 簡易表示を消去する¶
ClearPrint()
を使うと、画面に残っている簡易表示をすべて消去できます。メインループの先頭で常に ClearPrint()
することで、現在のフレーム内で出力した内容だけを画面に表示することができます。
# include <Siv3D.hpp>
void Main()
{
int32 count = 0;
while (System::Update())
{
// 古い出力(以前のフレームの出力)を消去する
ClearPrint();
Print << count;
++count;
}
}
振り返りチェックリスト¶
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Print
を使って画面に文字列や数値を簡易表示する方法を学んだ -
ClearPrint()
を使って簡易表示を消去する方法を学んだ