macOS で Siv3D プログラミングを始める¶
1. システム要件¶
1.1 開発者システム要件¶
macOS で Siv3D プログラミングをするのに必要な開発環境は次のとおりです。
OS | macOS Big Sur / Monterey / Ventura / Sonoma |
CPU | Intel 製の CPU / Apple Silicon (Rosetta モード) |
GPU | OpenGL 4.1 サポート |
映像出力 | モニタなど、何らかの映像出力装置があること |
開発環境 | Xcode 12.5 以降 |
- Apple Silicon (M1 - M3) のネイティブサポートは、現在開発中の Siv3D v0.8.0 で追加されます。
Xcode をインストールできない場合
使用している macOS の OS バージョンが最新でない場合、App Store 経由で Xcode をインストールできないことがあります。その場合は Apple Developer サイト から、Xcode 13.2 など過去のバージョンの Xcode をダウンロードしてください。
1.2 アプリ動作システム要件¶
macOS で Siv3D v0.6.15 を使って開発されたアプリケーションを実行するのに必要な環境は次のとおりです。ゲームやアプリを配布するときの説明書に記載すると良いでしょう。
OS | macOS Mojave / Catalina / Big Sur / Monterey / Ventura / Sonoma |
CPU | Intel 製の CPU / Apple Silicon (Rosetta モード) |
GPU | OpenGL 4.1 サポート |
映像出力 | モニタなど、何らかの映像出力装置があること |
- Apple Silicon (M1 - M3) のネイティブサポートは、現在開発中の Siv3D v0.8.0 で追加されます。
2. プロジェクトテンプレートをダウンロードする¶
- OpenSiv3D v0.6.15 Project Templates for macOS をダウンロードしてファイルを展開します。
- macOS Catalina 以降の場合、プログラム実行時に、毎回ファイルアクセス許可のダイアログが出現します。これを回避するには、プロジェクトフォルダを
(ユーザ名)/デスクトップ
や(ユーザ名)/ダウンロード
フォルダではなく、(ユーザ名)/アプリケーション
フォルダ(root のアプリケーションフォルダではなく、ユーザホームのアプリケーションフォルダ)へ移動させます。
過去のバージョン
過去のバージョンの利用は非推奨です。必要な場合に限り、下記からダウンロードしてください。
コンパイラの更新等により、最新の開発環境では過去のバージョンを利用できないことがあります。古い Siv3D プロジェクトをビルドしたい場合は、そのソースコードを最新版のプロジェクトへ移植するのが良い方法です。
- OpenSiv3D v0.6.14 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.13 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.12 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.11 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.10 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.9 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.8 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.7 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.6 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.5 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.4 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.3 Project Templates for macOS
- OpenSiv3D v0.6.2 Project Templates for macOS
3. Siv3D アプリをビルドする¶
- プロジェクトテンプレートの中にあるプロジェクトファイル
examples/empty/empty.xcodeproj
を Xcode で開きます。 - サンプルプログラム (Main.cpp) が最初から用意されています。
- M1 - M3 Mac の場合は、後述の手順で Rosetta モードを有効にします。
- 実行ボタン ▶️ を押すと、プログラムをビルドして実行します。
- 実行中のプログラムは、Esc を押すか、ウィンドウを閉じると終了します。
M1 - M3 Mac における Rosetta モードの有効化
Xcode で Rosetta オプションを表示するには、
- Xcode 15.3 以降では Product > Destination > Show All Run Destinations を押します。
- Xcode 15.2 以前の場合は Product > Destination > Destination Architectures から、Show Rosetta Destinations を選択します。
Rosetta オプションが表示されたら、それを選択します。
サンプルプログラムを実行するときのファイルアクセス許可のダイアログの回避
macOS Catalina 以降で実行のたびにファイルアクセス許可のダイアログが出現する場合、プロジェクトフォルダ全体を、(ユーザ名)/デスクトップ
や (ユーザ名)/ダウンロード
フォルダではなく、(ユーザ名)/アプリケーション
フォルダ(root のアプリケーションフォルダではなく、ユーザホームのアプリケーションフォルダ)以下へ移動させることで回避できます。
新しいプロジェクトを増やしたい場合は
プロジェクトテンプレートフォルダ内にある empty
フォルダを同じ階層にコピーしてください。Xcode 用のプロジェクトジェネレータは将来提供予定です。